3年の研修期間を満了した研修生の中からは、母国に戻ったのち、日系進出企業の海外工場で幹部(候補)として雇用された人々も出始めています。 弊組合が支援し、日本企業で学んだ若者が、 タンポポの綿毛のように世界中に飛んでいく―― 研修生受け入れの喜びは、そんなうれしい瞬間に立ち会えることにもあるのです。
機械加工で2名の研修生を受け入れたある企業の担当者様が 苦笑交じりにこんな話―― 「私が、研修生のAさんに新しい仕事を教えていたら、それを見ていたもう一人の研修生・Bさんが怒ったんです。私はBさんに『なぜ怒るの?』とたずねました。そしたら『Aくんだけに新しいことを教えるのは不平等だ!ぼくにも教えてください!』と言ったんですよ。びっくりしました。」とのこと。 同じ時期に入ったライバルと競い合い、共に成長していく意気込みを持った日本人が、一体今の世の中にどれだけいるのでしょうか?
弊組合が支援した研修・技能実習生達は、JITCO作文コンクール最優秀賞の受賞や日本語検定2級合格などといった喜ばしい結果をゾクゾク出しています。 集合研修中に現場の言葉を盛り込んだ教育を受けてもらうなど、より早く研修現場になじめる工夫を凝らしています。
大手自動車メーカーの一次下請けや、人工衛星の部品を作っている企業など非常に高度な技術を持った企業様が、弊組合が支援する研修・技能実習生を受け入れていらっしゃいます。そんな中でも彼らの評価はとても高いのです。なぜなら彼らの多くは、高等専門学校レベルの教育(ベトナム)を受けた経験、または8年前後の就労経験(中国)を持っているからです。
「この子らは、もうどこの溶接現場に行っても即戦力になる位のレベル。 ただ、うちではもっと上を目指して欲しいです」 溶接で3名の研修生を受け入れた企業様のお話。――驚きました。 だって彼らは入国からたった9か月しか経っていなかったから。
研修生のほとんどは、定時で帰った後、日本語の勉強や職場で必要な知識を自主的に勉強しているようです。 特に日本語は、研修生として選ばれたからには完璧に習得したいと強く感じており、1年が経つ頃には「もっと難しい教科書で、より高度な内容を学ばせてくれ!」と、 自ら願い出るケースもあります。
昨今、次々と表面化する研修・技能実習生を巡る問題事例を踏まえ、入国管理局は不正行為に対して、特に注意を払うようになってきています。 特に、不法滞在している外国人の雇用、名義貸し、飛ばし、等の不正行為が認められた場合は、一定期間の受け入れ停止や、研修生の帰国という厳しい処分の適用も。 不正行為を黙認・奨励した結果、業務停止に追い込まれた組合もあります。
■組合が心がけていること
文化の異なる国から来た研修生は「ごみの出しかたや、近所づきあいのしかたわからない」といった、地域社会に関する問題にまず直面します。 弊組合の支援で入国した研修生は、1か月程度、組合本部所在地付近の寮で集合研修を受けるのですが、この期間にこういった地域社会への適応も徹底して教育します。
研修・技能実習生の調子が悪い時は、組合自慢の“外国人スタッフ”の出番! 基本的に研修・技能実習生のもとへなるべく早く駆けつけます。遠隔地や、どうしても都合がつかない場合などは、電話越しに通訳しながら対応します。
彼らの多くは、1日でも長く日本で学びたいと考えています。 このため、自ら帰国を望むことは基本的にありません。
はい。研修生には生活の実費として必要な研修手当てを、技能実習生には労働の対価としての賃金を支払っていただきます。 あらかじめ決めていただいた日に、研修生へ直接手渡すか、本人名義の銀行口座へ振り込んでください。
研修・技能実習生の中には、企業様に、銀行での手数料を節約するために現金払いを依頼する者もおります。弊組合からは「現金での研修手当て・賃金の扱いには、トラブルにならないよう充分注意してください」と、企業様と研修・技能実習生の双方にお願いしています。
研修・技能実習生にまつわる書類事務は、非常に膨大なうえ煩雑。企業様の多くは、この書類事務をどうするかで悩んだ挙句、単独受入れを断念してしまうのです。 弊組合は、各種書類事務を全面的にバックアップいたします。
夕食時間に研修生の寮にお邪魔してみると――研修生が食卓を囲んでいるのですが、ベトナム人と中国人では食事のしかたも違っています。 ベトナム人は複数の研修生が共同で料理を作り、分け合っていたのですが、 中国人は、各自で料理を作り、そのままひとりで食べていましたよ。
はい、あります。 ・日本語検定合格セミナー ・独自の失踪対策 ・ベトナム人・中国人の“nativeスタッフ”と、日本人スタッフによる万全のサポート ・独自の法令遵守方法の確立 ・JITCO相談員を招いた受け入れ企業向けセミナー 詳しくは「私たちはここが違います」をご覧下さい。
ベトナム人・中国人サポートスタッフは、組合スタッフとして客観的に研修・技能実習生と接しているつもりでも“同じ国から来た仲間”ということで、必要以上の思い入れを持ってしまうケースがあります。 もちろん研修・技能実習生と円滑な関係を築くためには大事なこと。でも反面、企業様の声が組合に聞こえにくい状態にも繋がりがち。このバランスを取るのが日本人スタッフなのです。 弊組合では、企業様1社につき、日本人とベトナム人または中国人スタッフの、合計2人の担当者を配置。企業様のニーズに応えることと、研修・技能実習生の信頼を得ること、両者のバランスを取っております。