大阪本部

近畿エリアをサポートする
大阪本部の紹介です

 

大阪本部では、近畿2府4県の企業をサポートしております。

〒532-0033 
大阪府大阪市淀川区新高3丁目9番14号ピカソ三国ビル4階

TEL:06-6152-8808 FAX:06-6152-8847


大阪本部スタッフ紹介

●名前:井手
●出身:大阪府
●担当:広報

今年で入社7年目となります。高校時代、米国に交換留学し、その経験から外国語大学で知識を深め、就職後は駐在員として15年間
オーストラリアで勤務しました。現地では店舗スタッフから始め、スタッフ採用や教育、顧客とのトラブル対応等、様々な職務を通して外国人とのコミュニケーションのノウハウを身に付けました。そしてその国際的な視野を活かし、広報課の一員として幣組合や技能実習制度のことを知ってもらうために企業に訪問して説明を行ったり、オン・オフラインセミナーを開いて外国人材とのコミュニケーションの取り方、接し方、活用方法等について講演し、適切なアドバイスをしています。

現在の業務を担当して最もやりがいを感じた瞬間は、実習生が成長した姿を見せてくれた時です。日本に来たばかりの時はおどおどしく、一人で買い物や病院に行くことに不安を感じていた実習生がいつの間にか一人前になって後輩の実習生や日本人の新入社員の教育まで任され、職場で活躍をしていたり、あるいは満了帰国する時にしっかりとした青年になっていて日本語も流暢に話せるようになっていた時は3年間頑張ってくれた実習生に感謝しつつ、とてもやりがいを感じます。

今後の目標としては、より多くの実習生に日本を好きになってもらうことです。そのためにも実習生と企業をしっかりとフォローするとともに、実習生の成長が企業の戦力アップとなり、お互いがウィンウィンの関係になるよう日々努めていきたいです。



企業・実習生・特定技能外国人紹介

※広報誌掲載当時の情報です。

▶広報誌2021年6月号にて紹介

S社では現在、元実習生であるベトナム人女性5名を暫定的な在留資格で雇用しています。 彼女たちは、特定技能の在留資格を得るべく一定の期間内に評価試験に合格することを目指している特定活動者です(新型コロナウイルスに係る特例措置に基づく)。 今に至った経緯、彼女たちとS社の取り組みについて、S社のご担当Yさんにお話を伺いました。

雇用の背景(実習生)

彼女たちは昨年他社(A社)にて技能実習2号を満了し、引き続き特定技能外国人として日本に残ることを希望しました。 A社での雇用は困難とのことで、当組合にて就労先を模索。その中で、雇用に前向きなS社と出会いました。 問題は実習職種が電子機器組み立てであったのに対し、S社で行うのはプリント配線板製造であったこと。 彼女たちの保有資格では制度上、そのまま特定技能へ在留資格を変更することはできません。 そこで前述の在留資格「特定活動」でS社に就職することを希望しました。

雇用の背景(S社)

実習生の受け入れ経験はあるものの、S社にとって彼女たちは、職種も国籍も初めての人材。 加えて特定技能評価試験に合格させなければなりません。 決して好条件とは言えない中で、不安を抱えながら面接したそうです。 ところが実際彼女たちに会ってみると、想像以上に表情が明るく、笑顔で面接に臨んでいたとのこと。 その姿にS社は「なんとかなるのではないか」と判断、5名全員の採用が決まりました。

合格に向けた勉強会

兎にも角にも、彼女たちを試験に合格させないことには話が始まりません。 「絶対に合格させる!」と使命感に燃えたYさんは、どうやったら彼女たちが効率よく学べるのかを考えて教材を手作りし、勉強会を開きました。

【開催頻度】週2回、就業時間中の1~2時間
【教材】技能実習2号修了予定者が受ける「随時3級」の学科試験問題を参考に作成したテキスト、手作りマグネットカード、実際の基板
【進め方】手作り教材を使った講義がメイン。その後、実際の基板を手に取らせながらひとつずつ丁寧に説明し、イメージさせる。 現場で先輩たちの作業を見て教室で学んだことを確認し、より理解を深める。 専門用語は楽しく学んでもらうことを意識。作業名が書かれたカードを手順通りに並べるゲームを取り入れたところ、回を重ねるごとにスムーズに。

特定技能評価試験結果

試行錯誤しながら指導した結果、5名中3名が初挑戦で合格しました。 不合格の2名はあと一歩の成績。日本人社員から見ても難しい内容であったため、社内での彼女たちの評価は高くなりました。 惜しくも不合格だった2名もS社にとっては大切な社員です。合格に向けた勉強会を再開します。

これから・・・

彼女たちはそれぞれが工程の一部を受け持って仕事をするため、「勉強会」で学んだ内容のうち、直接仕事に関係するのはほんのわずかです。 しかしS社では、それを無駄なことだとは考えていません。 試験のためだけの勉強会ではなく、「自分たちの工程の前にたくさんの人が関わって今の工程がある」 「自分の工程をきちんとやらないと後の工程に迷惑がかかる」ということを学ぶ場であると考えています。 彼女たちにはチームワークを大切にする人材になってほしいと願っているからです。 S社とご縁があったことを、彼女たちはもちろん、我々組合スタッフもとても嬉しく思っております。 彼女たちが即戦力となり、後輩の指導をしながら活躍する日が待ち遠しくて仕方ありません。

▶広報誌2021年3月号にて紹介

定期訪問でKUMIAIだよりを配付した時のエピソードです。 「今月号には、ありがとう作文で入賞した全員の名前が載っています」そう言うと組合スタッフは、それ以上何も言わず淡々と配付し始めました。 その冷ややかな表情に敏感に反応し、「今年もダメか」「残念だな」と口々につぶやく実習生たち。 すっかり意気消沈しているように見えました。

そんな中組合スタッフは、2018年6月入国の実習生ボンさんを指名し、入賞者全員の名前を読み上げさせました。 最優秀賞1名から始まり、優秀賞4名、佳作30名。 佳作も半分が過ぎたころ、淡々と読み上げていたボンさんの声色が変わります。 「・・・さん、〇〇さん、〇〇さん、ボンさん、〇〇さ・・・んっ???」一瞬の静寂。 そしてようやく自分の作品が佳作に入賞したことを理解したボンさんは、飛び上がって喜びました。 「私の名前だ!私が受賞した!私の名前がある!やった!信じられない!嬉しい!」組合スタッフの振る舞いは、全てこの瞬間のための演出でした。 その驚きぶりに周りの実習生たちは唖然とした様子。 喜びの勢いそのままに、入賞作品「課長へ」を全員の前で朗読しました。 喜びを隠すことができないその姿には、誇らしげな気持ちも見え隠れしていました。 残念ながら入賞できなかった実習生たちにとっても、次につながる良い刺激となりました。

努力の成果が何かしらの形になれば、「もっと頑張ろう」とさらに上を目指すきっかけとなります。 自分の思いを日本語でまとめる難しさから、なかなか筆が進まない実習生もいる「ありがとう作文」。 入賞が目標となるよう盛り上げ、実習生の士気を高めた組合スタッフの見事な演出でした。


▶広報誌2020年12月号にて紹介

F社には、男女合わせて21名の実習生が在籍しています。 定期訪問時の日本語スピーチでは、それぞれが事前に原稿を作成。組合サポートスタッフにはそのコピーが配布され、文法、漢字、送り仮名等の間違いをその都度指摘します。 また、難しい単語については習得したかどうかを確認し、していないようであれば「せっかく出会えた言葉を覚えないのはもったいない」と、習得を促しています。 この日は14名の実習生がスピーチを行いました。 休みの日の過ごし方、故郷の紹介、日本で好きな場所などテーマは様々。 2019年7月に入国した2年目のリンさんは、とり肉について発表しました。

リンさんは、美味しくて栄養たっぷりで値段も安い、日本のとり肉が大好きです。 体を鍛えているので、やわらかいモモ肉よりもさっぱりしたムネ肉がお好み。 スーパーへ行く度に必ず購入します。 日本のとり肉をとても気に入っているリンさんですが、いちばん好きなのは、両親が育てているにわとりの肉だそうです。 「日本のとり肉は美味しいから大好き。 それでも両親が半年間大切に育てたものがいちばん。」食べ物の好き嫌いの話かと思いきや、食を通じた親子間の愛情話で、なんだか温かい気持ちになりました。


▶広報誌2020年9月号にて紹介

F社にて機械検査の技術を学ぶタオさんとバンさん。今秋には3年間の技能実習を満了する予定です。 自分に向いているこの仕事をもっと続けたいという想いから、特定技能者として継続して就労することを希望しました。 日本語能力試験もそれぞれN2、N3に合格しており、今後もより一層活躍することが期待されます。

この3年間ベトナムへは一度も帰っておらず、家族に会えない淋しさを感じることもあるそうです。 しかし職場の日本人の方がとても気にかけてくださるおかげで、楽しく過ごすことができています。 京都のお寺、桜の名所、花火大会、紅葉狩りなど、色々な場所へ連れて行ってもらったことを楽しそうに話してくれました。

現在は同じ寮で生活するふたりですが、特定技能者となったらそれぞれがひとり暮らしをする予定です。 家賃などの負担は増えるけれど頑張ってみたいという、実習生から一歩進んだ自立心をふたりからは感じることができました。 特定技能を終えた後は、ベトナムの日系企業で働きたいタオさんと、今はまだ決めていないバンさん。 会社の即戦力となるふたりのこれからの成長を、今後も支援していきます。

▼下の各ボタンを押すと詳しい内容をご確認いただけます。

▶広報誌2020年10月号にて紹介

K社で行った1分間スピーチ。 この日のトップバッターは、特定技能者となる日が目前に迫っているベトナム出身の実習生ズオンさんでした。 テーマは「日本の夏」。海水浴・花火・おいしい食べ物など「夏の楽しみ方」を紹介しました。 また、「気温が40度近くになる日もあるので熱中症にならないよう水を飲んでください」と注意を促しました。 新型コロナウイルスの影響で例年とは異なる夏ですが、日本で初めての夏を迎える後輩実習生にとっては、良いアドバイスとなったようです。 全体的な文章の構成も考えられており、この日に備えてしっかりと準備してきたことが伺えました。

組合サポートスタッフからは「今後は日本人と同じ就労者。これまでのように勉強しなさいとは誰も言ってくれません。 自分のやる気だけが頼りです。」と、激励の言葉を送りました。


▶広報誌2020年9月号にて紹介

ベトナムからの実習生が共同生活をする大阪府K社の寮。 整理整頓された部屋の片隅に置かれたテレビからは、夕方の情報番組が流れていました。 彼らは日本のテレビ番組を毎日見ており、ジャンルは様々。 特に好きなのは食べることを競うバラエティ番組で、辛い物を食べながら叫んでいる様子がおもしろいそうです。 また、「ドラマは時代劇が面白い」と言いながらスッと刀を抜く仕草は、とても様になっていました。

K社の実習生は、テレビを見るようになって日本語力が向上したことを実感していました。 日本のテレビ番組を視聴することには、彼らが日本語を学ぶうえで多くのメリットがあります。 映像からイメージしやすいこと、自然な日本語であること、楽しみながら学べることなどに加えて、表現や言葉のバリエーションがとても豊か。 仕事で使われる日本語というのは、案外限られているものです。 常に多種多様な情報が発信されるテレビからは、シチュエーションに応じた表現や言葉を学ぶことができます。 しかしテレビは一方通行ですので、より生きた日本語を身に付けるには、テレビの内容について話をするなどのアウトプットが必要です。


▶広報誌2020年6月号にて紹介

K社では、この春3期生してミャンマーからの実習生を3人受け入れました。 先輩実習生は全員ベトナム人なので、言葉の面で頼れる人は会社にいません。 定期訪問での日本語1分間スピーチを成功させるために、ミャンマー出身のサポートスタッフは、いくつか提案をしました。

まずは自分のテーマを明確にすること。「〇〇について発表します」から始めると分かりやすくなることを伝えました。 話す時は自分が書いたものをただ暗記するだけでなく、どんな時に声が上がったり下がったりするのか、 どこで少し止まるのか、といった、話し方のポイントについてもアドバイスしました。

また、自身が日本語を習得した経験から、ユーチューブの利用を勧めました。 聞けば聞くほど聞き取りやすい発音が身につきます。参考になるような表現を探したい時も、紙に書かれた文章を見るより動画の方が眠たくならずに済みます。 週に1回はおススメ動画を紹介しています。

1分間の中に分かりやすくまとめ、聞き取りやすい日本語で発音することは、実習生にとってはとても難しいことです。 指導の中には初めての試みもありますが、1分間スピーチで成長度合いを確認しながら様々な方法を取り入れ、今後もサポートしていきます。

▶広報誌2021年1月号にて紹介

各企業にて毎月の定期訪問時に開催している日本語スピーチ。 N社では、テーマを本人たちに委ねています。 2018年5月に入国したベトナム出身ソンさんは、実習の中で自分が成長したことをテーマに発表しました。

ベトナムの送り出し機関で半年間日本語を学びましたが、日本人の先生が話す内容を理解できないまま来日したそうです。 実習が始まってからも注意されてばかり。 何を注意されているのかが分からず、ソンさんは会社へ行くことが怖くなってしまいます。 しかしこのままでは何も進まないと、気持ちを新たに勉強に取り組みました。 自身の努力だけでなく、日本人の方が日本語と実習の両方を熱心に教えて下さったことも成長につながったというソンさん。 「会社へ行くことが楽しいと思えるようになった」とはにかむその笑顔は、入国時には見られなかった自信で満ち溢れていました。

日本語に対する不安、実習がうまくいかない葛藤。様々な想いの中で実習生たちは過ごしています。 ソンさんは幸いにも自分自身で乗り越える術を見つけることができましたが、そうでない実習生もいます。 彼らの「ヘルプサイン」を見逃さない努力、加えて、技能実習制度の目的を実現するための熱意が、受け入れ企業や組合には必要だと考えさせられました。

▶広報誌2020年2月号にて紹介

実習生の身の安全の確保や近年増加する失踪防止を目的とした、管轄警察署による防犯講習。 この日は、ベトナムからの女性実習生8名が在籍する企業にて開催されました。

在留カード携帯の必要性、日本での交通ルール、周辺であまり近づかない方がよい場所の周知等がなされました。 いざという時のために防犯ブザーを持つことを推奨され、不必要な刃物などを携帯するとその行為自体が犯罪となることも伝えられました。

警察署の方は、犯罪の入り口となり得る失踪を強く懸念されていました。 「もっと稼げるところがあるよ」などという甘い誘いに乗ってそのまま失踪してしまったり、犯罪に巻き込まれたりすることのないよう注意喚起がなされました。

▶広報誌2021年1月号にて紹介

組合スタッフのタンはD社の実習生から、「ベトナムの被災地へ寄付をしたい」と相談を持ち掛けられました。 2020年10月にベトナム中部地域を襲った記録的な豪雨。その被害は甚大なもので、故郷のために何かできないかと考えた末の相談でした。 タンの母国もベトナム。実習生たちの愛国心につき動かされ、D社に募金活動を許可して頂きました。 最終的には26人の有志と共に、ベトナムの団体を通じて6万6千円を寄付することができました。 大きな金額ではないと思われるかもしれませんが、決して余裕があるとはいえない生活費の中から実習生たちが工面した、いわば「珠玉の」募金と言えます。

現在世界は未曽有の事態に直面しており、多くが他人のことに構う「心の余裕」を持てなくなっています。 そのような中で見せた彼らの行動はまさに、「助け合いの精神」を体現していると思います。 少し暗い世の中に新年の明るさを予感させるエピソードでした。 現在世界は未曽有の事態に直面しており、多くが他人のことに構う「心の余裕」を持てなくなっています。 そのような中で見せた彼らの行動はまさに、「助け合いの精神」を体現していると思います。 少し暗い世の中に新年の明るさを予感させるエピソードでした。

▶広報誌2020年11月号にて紹介

S社の6期生として塗装の技術を学ぶコンさん。 ベトナムの日本料理店でアルバイトをした経験があり、日本語がとても上手です。 この夏受験する予定だった日本語能力試験N3(新型コロナウイルスの影響で中止)に、来月挑戦します。 実習においても向上心があり、もっと上達したいこと、やりたいことを積極的にお願いする姿が印象的です。

日本で生活する中で、コンさんが楽しみにしていることのひとつが「食」です。 会社の方から北陸地方のお土産として「へしこ」をもらった時には、お茶漬けにして美味しく頂きました。 独特なにおいの食べ物ではありますが、ベトナム料理で慣れていてあまり気にならなかったそう。 また南国ベトナムでは意外なことに、1年を通じて鍋料理が好まれています。 おでんなどの温かい食べ物を目にする機会が増える日本の冬を、今からとても楽しみにしています。

会社の方やほかの実習生との関係も良好で、その笑顔からは充実した毎日を送っていることが伺えるコンさん。 しかし、家族に会えない寂しさを感じることもあると言います。 自粛生活の影響で、同じく日本に住んでいるお兄さんにも長い間会えていません。 次の年末年始は兄弟でゆっくり過ごせるとよいですね。

▶広報誌2020年2月号にて紹介

かるた大会で、同時に取った相手に笑顔でカードを譲る姿が印象的だったドンさん。組合寮のリーダーも務めています。 この日はお弁当の取材でクラスを訪問しましたが、突然の依頼にも関わらず快く応じてくれました。

早速寮で作ったお弁当を見せてもらいました。白いご飯に食欲をそそる鶏肉の煮物、加えて野菜たっぷりのスープという理想の昼食。 鶏肉や豚肉は美味しく値段が手頃なので、よく使うそうです。野菜はベトナムと比べてとても高いのですが、他の実習生とシェアすることでうまくやりくりをしているとのこと。

子どもの頃お母さんに料理を習って以来、ほとんどドンさんが作っているそうなので、料理歴は15年以上! 日本の料理もたくさん覚えて、帰国を心待ちにしているお母さんに是非作ってあげて下さい!

▶広報誌2021年4月号にて紹介

まずはすべての原点である、面接で選んでもらえたことに対する「ありがとう」。 ミャンマーでは日本で技術を学びたいという人が増えてきており、合格によって大きなチャンスをつかむことができました。 そのきっかけ与えてくれた会社への感謝の気持ちを綴っています。

次に、他の実習生たちへの「ありがとう」。 自らを寡黙と評するミャッさんは日本語も不得手で、来日当初はコミュニケーションに苦労したそう。 国籍に関わりなく助けてくれたベトナム人の先輩や同僚に支えられ乗り越えることができました。 いまや兄弟のような関係になった彼らへの感謝の思いがあふれています。

最後に、日本人社員への「ありがとう」。 技能検定試験の前に何度も指導して下さったこと、わかりやすい日本語で話してくださったことなど、感謝をすれば枚挙にいとまがありません。 その中でも特に印象深かったのは、技能実習責任者である松本さんの指導でした。

「スムーズに作業を進めるにはどうしたらよいか」という松本さんの問いに対し、「メモを取ること」と答えた実習生たち。 しかし松本さんは、「今日自分が使う部品を素早く取れる場所に置いておくこと」との答え。 この答えにミャッさんは「きちんと準備をできない人は何をやっても失敗に終わる。」と思い至りました。 いったん立ち止まり、考える機会を与えてくれる「時々厳しい」松本さんへの感謝を記しています。

原稿用紙3枚の中に、たくさんの「ありがとう」を詰め込んだ今回の作品。 ミャンマー語で下書きをし、辞書で言葉を調べながら1週間かけて丁寧に仕上げたものです。 自信があったからか、結果を聞くのがとても楽しみだったそう。 休憩時間には積極的に日本人に話しかけて日本語力を上げ、良好な人間関係を作り上げていたことが、今回の受賞につながりました。 技能実習が終わった後のことについては、帰国するのか特定技能者となるのか、家族と相談しているところだというミャッさん。 どちらの道を選んだとしても、周りへの感謝の気持ちを忘れないでいてくれることを願っています。


▶広報誌2020年8月号にて紹介

昨年10月、和歌山県紀の川市で行われた青洲まつり。 江戸時代の嫁入りを模した行列に参加したのは、ベトナム・ミャンマーから来たD社の実習生たちです。 以前より日本の伝統文化に興味があり、色々な経験がしたいという希望を地元の方に伝えていました。 そんな中、市の日本語教室でエキストラ募集のことを知った好奇心旺盛な実習生たち。迷うことなく参加を決めました。

準備や練習、お祭り当日もやり取りは全て日本語。 会社や組合以外の人と話をする絶好の機会とあって、実習生たちは積極的に話しかけ、分からないことは質問しました。 地元の方たちは、実習生たちが理解できるよう、ゆっくり丁寧に教えて下さいました。

当日は半纏と股引き、足袋と草履といった衣装を身に付け、頭は「ちょんまげ」スタイル。 江戸時代、おしゃれを追求して様々な形が生まれたというちょんまげですが、「昔の日本人のヘアスタイルはとてもかっこよくて強そうだな!」と思っていたそうです。 お祭りの後実習生たちは、「忘れられない思い出になった」と話してくれました。 楽しかったのはもちろんですが、日本語や伝統文化に関する学びが詰め込まれた、とても貴重な経験となりました。

▶広報誌2021年2月号にて紹介

和歌山市にある橘電装工業にて塗装の技術を学ぶ、ベトナム出身の実習生ダットさん。 「実習よりも土いじりを頑張っている(笑)」とからかわれるほど、家庭菜園に夢中です。 実家は農家で、幼いころから植物を栽培することに慣れ親しんできました。 本人は「趣味でやっているだけだから何も難しいことはない」と言いますが、趣味で終わらせるにはもったいないほどの立派な菜園です。 会社のご厚意で寮の裏山の土地を提供していただき、少しずつ開墾してきました。

かぼちゃ、ピーマン、唐辛子、トマト、ミント等々彩りも豊かに、採れた野菜は、寮の仲間と一緒に楽しく調理します。 今回お土産としてもらった野菜のひとつ、鮮やかな緑色をした採れたてのピーマン。 肉厚で甘みがあり、素材を活かせる塩炒めにして美味しくいただきました。

趣味は日々の生活を豊かにします。 実習で大変なことがあっても、楽しみが待っていればそれが支えとなることもあるでしょう。 趣味の中での発見や気付きもあるはずです。 家庭菜園での園芸が、ダットさん自身の人生に彩りを加えてくれればと思います。


▶広報誌2021年1月号にて紹介

橘電装工業株式会社の寮を訪問しました。 こちらは実習生のために建てられたもので、現在13人が共同生活をしています。 翌日に溶接技能評価試験(専門級)を控えたベトナム出身の実習生サンさんとヴィンさんが、今回の案内役です。 玄関を開けてまず目に入ったのは、さすが和歌山!たくさんのみかんでした。 会社の方が実習生のためにと持って来て下さるそう。 「会社の人がやさしくてありがたい」と感謝の気持ちを言葉にし、また、私たちにもお福分けしてくれる気遣いに、とても嬉しい気持ちになりました。

次に案内されたキッチンには、業務用の大きな冷凍庫がありました。 買い物へは会社の方が連れて行って下さるので、中はたくさんの肉や魚で満たされています。 敷地内で開墾した畑(※)で採れるたくさんの野菜と併せると、食材は十分過ぎるほど。 ベトナム人男性は日本人と比較して料理ができる人が多く、彼らも例外ではありません。 豊富な食材を使って週末に料理をすることが楽しみだと話してくれました。 今回の訪問では、企業様の協力により実習生が充実した生活を送っていることが分かりました。 今後も感謝の気持ちを忘れず、企業様のもとでしっかり技術を学んで欲しいと思います。

▶広報誌2020年4月号にて紹介

組合ホームページ中の「受け入れ企業の声」の取材で訪問しました。 N社に到着すると、実習生たちは作業の手を止め、深々とお辞儀をしながら大きな声で「こんにちは」と出迎えてくれました。

実習生の主な作業は塗装で、機械操作も行います。 操作マニュアルは実習生自身がベトナム語でなく日本語で書いたもの。 内容に間違いがないか日本人が確認するので、操作ミスを防ぐことができる上に、実習生の日本語力向上にもつながります。

インタビュー(ホームページ掲載中)では色々な話をお聞きすることができました。 あえてプライベートには干渉し過ぎず、しかし実習生のためになることであれば、時には優しく時には厳しく接することもある。 実習生と日本人とが程よい距離感を保ち、良好な関係を築かれていることが印象的なN社でした。

▶広報誌2021年7月号にて紹介

新緑の爽やかな6月のある日、滋賀県D社の実習生は、同県内にある高校のキャンパスにいました。 3年生の「国際協力」の授業に招待されたもので、外国人とのコミュニケーションに関する学びに協力します。 第1回目であるこの日は、実習生9名が参加。 待ち合わせよりも30分早く学校に到着していた彼らは、新たな出会いが楽しみで仕方ない様子でした。

自己紹介

会場となる図書室へと入った彼らに告げられたのは、総勢50名を前に「簡単」な自己紹介のお願いでした。 とたんに緊張の面持ち。お互い顔を見合わせて苦笑いする様子に、「大丈夫だろうか」と見ているこちらがハラハラと落ち着きません。 そんな心配をよそに彼らは、「簡単」ではないしっかりとした内容の日本語を披露。 今日この場で学びたいこと、日本に来た目的、好きな言葉など、自身の言葉で自らをアピールすることができました。

グループワーク(以下GW)

実習生1名と高校生3~4名による以下GW。 第1部では、高校生が考えた「外国人への日本語授業案」をもとに、実習生に対して授業が行われました。 クアンさんは、ジェスチャーを用いたクイズを通じて、動詞について学ぶことになりました。 ところがクアンさんが次々と正解していくため、あらかじめ準備されていた動詞では足りなくなってしまいます (別のグループでも、予定していた内容では簡単すぎるという事態に陥っていたようです)。 実習生たちの日本語力が高いがゆえのハプニングでしたが、難しい動詞を追加したり、 実習生の希望に沿って内容を変更したりと、高校生たちの機転により授業はうまく回っていました。

第2部では、留学生に対して実際に使用されている教材を用いて、 インタビュー形式のディスカッションが行われ(詳細については次号以降で紹介)、大盛況の中GWは終了しました。 「日本人の友達を作りたい」と言っていた実習生たちは、GWをきっかけに高校生と仲良くなり、連絡先を交換していました。 終わりの時間が近づいてもその盛り上がりは収まることなく、高校生、実習生双方にとって有意義な時間となりました。

つながり

今回の訪問は、高校からの依頼により実現したものでした。 経緯について先生にお伺いする中で、忘れがたいお話がありました。 「コロナの前は、海外ばかりに目が向いていた。自由に行き来ができない中、改めて国内を見渡せば、身近なところに外国人がいる。 日本国内でも国際協力ができるということに、この状況だからこそ気付くことができたのだと思う。」 コロナ禍により人とのつながりを感じづらくなっている中で生まれた、新たなつながり。 実習生にとって大きな財産となりました。この「つながり」は、あと2回開催されます。 全ての回で高校生たちとの間で素敵な「つながり」が生まれ、やがて連鎖していくことを心より願っています。


▶広報誌2019年12月号にて紹介

7月と12月の年2回開催される日本語能力試験(JLPT)。 私共の組合からも多くの外国人技能実習生(以下、実習生)が挑戦しております。 今年7月の試験で見事最難関N1に合格したトゥイさん。 その功績をたたえ、実習先である企業様にて表彰式を行いました。

「準備していないので緊張しています」から始まった受賞スピーチでは、 「会社の人たち、特に仲間。組合の人。良い人たちに恵まれてとてもラッキーでした。出会えて本当によかったと思っています。ありがとうございます。」 と、周りへの感謝の気持ちを伝えてくれました。

トゥイさんには、日本語を使って仕事をするという夢があり、合格後も一日一時間以上の勉強を続けています。 さらに、週2回後輩である実習生に「先生」として日本語を教えているとのこと。自身の夢のためのみならず、後輩のためにも努力を惜しまない姿に、無限の可能性を感じました。

  

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