受け入れ企業の声

当組合のサポート担当者が
受け入れ企業様にインタビューしました。

M社

少しでも高いハードルを越えられることをめざし
日本の技術を身に付けてくれることを願う。

日本にきてすぐに沖縄社員旅行、恵まれた環境の中で。

1月に来日し、4月にはさっそく社員旅行で沖縄に連れていってもらったという非常に幸運な実習生達だ。
自分たちで自由にショッピングストリートを散策し、「野菜が安かった。」といって随分たくさん買い込んでいたという。
多くの社員さんは、ベトナムには行っていないが、チェコやアメリカ、アフリカ、インドネシア、中国などの海外渡航経験があり、現地で工事も行っている。
そのためか皆、外国人には抵抗がなく、お休みの日などによくお食事会をして彼らと交流を深めている。
彼らは庭付きの一軒屋を寮とし、家庭菜園もしているそうだ。会社からは自転車で10分ほどの場所にあり、この辺りののんびりした雰囲気を満喫できる。
現地での面接で一番よく質問をしていた年長の実習生がやはりリーダー格だ。一番年下の実習生は、日本に来てすぐにホームシックにかかったそうだが、今ではすっかり日本の暮らしに慣れたようだ。
彼らが今はまっている遊びは、ビリヤードだ。ボウリングに行き、待ち時間の間に楽しんでいるという。
今が遊びたい盛り、よく遊び、実習にも真面目に取り組んでいるようだ。

電気配線作業は3年あれば技術が身に付く

ベトナム人実習生3名の実習作業は、二人は機械の組み立ての担当、そして一人は電気配線担当だ。
まずは電気配線の作業について説明すると、図面をみて、手順を覚えれば比較的簡単にできるようになる。
同社では何人かの女性社員も電気配線作業を担当している。もちろん高度な作業に発展することもあるが、現状の作業は図面に忠実に組み立てていけばいいので問題ない。
日本語についても、「続けて」「止めて」など、簡単な言葉のやりとりで事足りる。
配線完了後の検査も実習生が自分たちで確認し、最終確認は同社の社員が行っている。
電気は世界中で必要なものなので、実習生はここで3年間しっかりと電気配線の技術を研鑽し、自国に帰ってからは電気メンテナンスができるようになることが目標だ。
作業を始めて2ヵ月も経った頃には、十分に同社の戦力となった。

精度が求められる機械設計の現場で

ところが、機械組立の方はそう簡単ではない。同社はセットメーカーとして、メーカーの依頼により、毎回異なるものを設計製作するという。
世にない製品を一から製作することも多いため、案件ごとに専用の製造ラインの構成もする。毎回作るものも、材料も、ラインも変わる…そのうえ精度が求められる。
そんな高度な製作現場で、解体や組み立てなど、実習生ができる仕事を担当させてもらっているようだ。
「どんな案件がきても対応できるようになるには、経験を積んで機転や閃きが必要なため、日本人でも難しいですよ。3年間での技術習得は、精度が求められる機械組立はかなり難しい分野になると思います。
しかし、センスの良さなども問われ、日本語さえスムーズに理解してくれたら、実習生の中から将来高い能力を発揮するものも出ないとは限りません。
3年間でどこまで覚えてくれるか手探りの状態ですが、まずは日本語能力を高め、こちらの指導についてくる努力をしてくれることを期待しています。当社には高い技術習得ができる環境があるのですから。」とI社長。
高いハードルだけに、苦労が多い分、その見返りとなる技術習得のレベルも高いようだ。

厳しい現場に順応できることに期待

先ほどからお話に出ていたように、M社は得意先から「精度」が問われると同時に、納期とコストにも厳しい要望が出される。そのため、一旦受注が決まれば、工場はフル稼働になり交替で徹夜も日常茶飯事になる。
これまでは、社員さん達も時間にゆとりがあったが、秋からの案件が動き出すため、間もなく現場はピリピリした状態になる。
彼らを指導する総務部のOさんは
「大規模なプロジェクトでは、スタートが一日遅れたら多大な損失となります。そのため、現場は製品作りで気持ちが一杯になり、彼らを構ってあげる余裕がなくなるかもしれません。
そうならないように、彼らのポジションをしっかり確保してあげないと、と考えています。そのためにも彼らにもっと日本語のレベルアップができるように努力して欲しいです。」
彼らが解らないことを解った振りをしてしまうことがないように、彼らとのコミュニケーションは、丁寧に対応していただいている。
仕事場ではベトナム語禁止…それは当然で、彼らのためになる。
「逆に挨拶の良さ、与えられた持ち場で確実に丁寧に仕事に向き合う姿勢は、こちらが彼らから学ぶべきことです。」とのいい評価もいただく。
真面目さだけでは通用しない現場で、実習生がもう一段大きな階段を上がれることをOさんだけでなく全社的に願われている。

組合へのご要望

日本語の指導や、生活面においても、もっと色々してあげたいと思っていますが、どこまでしていいものか迷うところが多いです。
その都度細かいことを聞きにくいため、アドバイザーさんに今以上に小まめに対応してもらいたいです。

組合専務理事からの回答

実習生のことで、現場で困られていることなどがございましたら、些細なことでもご連絡ください。
そうした声を寄せていただくことが実習生の指導において大切なことです。
よくご指導をいただき感謝しております。

受け入れ企業先

I社長・M専務
受け入れ
企業先
兵庫県
事業 ●自動化省力機械・各種部品洗浄機
●ガス爆発体感装置の設計・製作
●電気制御、機器の設計・製作
●各種機械設計(CAD)の支援作業
ほか
実習作業 電気配線、機械の組み立て
実習生の国籍 ベトナム

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