ありがとう作文
実習生の作文を紹介します
実習生の作文を紹介します
2021年度実行委員長ごあいさつ
2021年も一昨年に引き続き新型コロナウィルスの影響力が増す一年となりました。技能実習生達も日本の生活・お仕事に日々慣れてきているとはいえ非日常の環境下での不安や苦労は多く、思い通りにいかない事も数多くあったかもしれません。また職場を共にする受入れ企業の社員の皆さまにおかれましても大変な中、技能実習生に対し気を配り、心をくだき、ひとりひとりの成長をあたたかく見守ってくださっていることと思います。
たった5文字の「ありがとう」という言葉にはその人それぞれの感謝の思いが込められています。“ありがとう”と言う人、言われる人、そこにはその時にしかない心の糸が色とりどりと織りなされているように感じました。どのような環境下にあっても二度とは帰ってこない一日を、大切な一日を意識しながら些細な事でもありがたいなと感じ、そしてそれを素直に伝えられるという事がいかに素晴らしいことかを「ありがとう作文コンクール」を通して改めて確認することができました。 この先どのような終息を迎えるか分かりかねますが、一日も早く日常を取り戻しつつも新たな局面に対応し共々に一歩前へ進化できる逞しさを養いたいと切に願う次第です。
本文ではあえて自筆原文のままを掲載しておりますので、誤字脱字・文法違いがございます。どのような気持ちで筆を執ったか少しでもその筆跡から感じ取って頂ければ幸いです。応募下さいました技能実習生の皆様・実習実施機関様(受入れ企業様)、また多大なご支援・ご協力をいただきました企業様、審査に携わりくださいました関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
ありがとう作文実行委員会委員長
協同組合関西技術協力センター代表理事
金丸久雄
「二人目の父」
NGUYEN DINH QUOC BAO
(ベトナム/2019年12月19日入国)
受賞した今の気持ち
ありがとう作文で、初めて優秀賞を頂いて本当に嬉しかったです。ありがとう作文を書いた際に自分の感謝の気持ちを全部出して書きましたので、優秀賞が頂ける事は思いもよらなかったです。表彰状を与えられた際の気持ちは、今でもまだ忘れることができません。組合の方が文章の気持ちに感動して頂いて、今回の優秀賞に選んでくださって、誠にありがとうございました。
この題材を選んだ理由
初めて家族と離れてしまって、全く知らない異国にやってきて、生活から仕事まで色々な困りごとを助けていただいたお父さんみたいな人なので、すごくありがたみを感じて「二人目の父」という題名に致しました
これからの目標・夢
現在の目標は、日本語能力試験のN1に向けて合格できるように頑張り続けたいです。また、通訳者になる夢のため、会社を続けてさまざまな日本語を習得して、仕事から得られる技術と知識をもっと蓄積していきたいと思います
その他メッセージ
新年明けましておめでとうございます。 今まだ新型コロナが流行っていて、深刻な状況なので、皆さんのご健康をお祈りします。 一緒にこの不況を乗り切っていきますように願っております。
≪受け入れ企業様からのコメント≫
私にとってバオさんの、この度の受賞は大変誇りに思います。おめでとう!!この作文を見て改めて字がキレイなぁと思いました。読んでもらう相手を思う気持ちや一文字一文字丁寧に書こうとする努力は、今後の日本での生活で高く評価されるポイントだと思います。今に満足せず努力は続けてください。応援しています。
「社長ありがとうございます」
NGUYEN HOANG VIEN
(ベトナム/2018年8月31日入国)
受賞した今の気持ち
受賞ができて大喜びしました。正直、初めて日本語を勉強した時は、難しいと思って、何回も諦めかけました。しかし、だんだん日本語を使う機会が増えて、話せる可能性が高くなったので、最初の不安な気持ちはなくなりました。嬉しいです。
この題材を選んだ理由
3年間は短くもなく、長い期間でもなかったのですが、社長からいただいた「ご恩」は、たくさんもらいました。
社長が自分の手で、会社の皆に PCR 検査をしてくれたのは忘れません。
これからの目標・夢
ベトナムをまだ知らない人々にもっとベトナムを教えたいです。日本のことがより多く興味を持ちました。もっと日本語が上手になりたいです。
≪受け入れ企業様からのコメント≫
この度は、作文コンクールの輝かしい受賞、誠におめでとうございます。ヴィエンの近くにいた身としましては、自分のことのように嬉しく思います。日本に来て3年、日本語の勉強・仕事を誰よりも努力し続けた結果だと思いますから、これからも何に関しても努力を惜しまずに自分の道を進んでください。応援しています。今後もさらにご活躍されますように心よりお祈りいたします。
「四つ葉のクローバー」
HA THI HUYNH NHU
(ベトナム/2019年8月22日入国)
受賞した今の気持ち
私は、文章を書くことが苦手で、受賞することを一度も考えたことがありませんでした。結果発表のときに名前を呼ばれ、とても驚き、喜びました。ありがとうございました。
この題材を選んだ理由
会社の仲間は優しいし、困ったときいつも手伝ってくれるし、それでいっぱい良い思い出があったので、皆に感謝する気持ちを伝えたいですから。
これからの目標・夢
私の目標はN1を合格することです。日本語でのコミュニケーションも上達することです。今後ベトナムに帰っても日本語を利用する仕事をしたいです。
その他メッセージ
書くのは本当に嫌いですが、書くときに自分が経験したことを思い出し、とてもおもしろくてワクワクになりました。
≪受け入れ企業様からのコメント≫
「ありがとう作文 優秀賞」受賞おめでとうございます。 日本語の勉強を頑張りながら日々の業務も一生懸命頑張ってもらっています。 こちらこそ、ありがとうです。作文にもありますように、四つ葉のクローバーに負けないくらいの幸せな出会いを大切にしてください。そして、日本での生活がより楽しくより充実したものであることを祈っています。
「村上さんと藤永さんに感謝します」
NGUYEN TUAN ANH
(ベトナム/2020年10月5日入国)
受賞した今の気持ち
この賞を受賞したとき、信じられない気持ちと同時に、とても嬉しい気持ちでした。なぜかというと、ありがとう作文コンクールに応募した何百人の中で受賞できると思いませんでしたから。
この題材を選んだ理由
このテーマを選んだ理由は、来日してからいろいろなことを助けてくれた方々に感謝する気持ちを伝えたいからです。
これからの目標・夢
私の将来の目標は、日本に移住しようとしている若いベトナムの人たちのため、日本語教師になることです。
≪受け入れ企業様からのコメント≫
アイン君、優秀賞おめでとうございます。コロナ禍で、人と接したり外出も制限されている中、日本語もしっかり勉強し、また今回の題材の職場の先輩に作業を教えてもらい塗装技能も上達していると思います。工場の日本人、ブラジル人、共に働いている皆で祝福しています。これからも素直に人の話を聞いて、たくさんありがとうの気持ちをもって生活してください。
「家族へありがとう」
SI THU SOE
(ミャンマー/2020年2月26日入国)
受賞した今の気持ち
とても嬉しいです。家族にも伝えしました。みんなも喜んで、ほめてもらいました。
この題材を選んだ理由
日本語があまり分からない私にとって、日本で働くのは辛いときも楽しいときもありました。どんなに辛いときでも、支えてくれる家族がいるから、どうしても家族へ「ありがとう」と伝えたかったからです。
これからの目標・夢
日本語ももっと勉強して、仕事も頑張ります。
その他メッセージ
今まで手伝ってくれたみなさん、ありがとうございます。
≪受け入れ企業様からのコメント≫
ソーさんは、すごく頑張り屋さんで、仕事にも積極的になんでもやってくれます。日本語も頑張って話してくれます。 会社の一員として、これからも頑張ってください。
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